■日本酒用語集■
清酒の種類と特徴
成分表示について
原料米
原料になる米。約100種類ある酒造用原料米の中で、特に酒造りに適した米は大粒で、中心部に白く不透明な部分があり、酒造好適米と呼ばれています。
精米歩合
精米歩合とは精米の程度であり「白米重量÷玄米重量X100=精米歩合(%)」で表されます。数値が低いほど米を多く削っており、贅沢な造りといえます。
アルコール度
容量に含まれるエチルアルコール(種類の成分)の量を百分率で表したものです。
日本酒度
酒の比重を表し、糖分が多いと比重が大きくなりマイナスの値を示します。これは甘辛のひとつの基準となり、マイナスであれば甘口酒プラスであれば辛口酒といえます。
酸度
酸の含有量を示す値で、日本酒度と共に味の基準となります。口に含んだ時、酸度が高ければ濃厚、酸度が低ければ淡麗と感じられます。
アミノ酸度
アミノ酸の含有量を示す数値で、アミノ酸は清酒の味を補佐する働きがあり度数が高いと後味は複雑に、度数が低いと後味は爽快に感じられます。
使用酵母
酵母とは麹の糖分をアルコールと炭酸ガスに分解する微生物で酒質に大きな影響を与えます。
日本酒造協会で純粋培養した協会酵母や自家培養の酵母もあります。
熱処理
火入れとも呼ばれ、雑菌の繁殖と品質低下を防ぐ目的で行われます。上槽後と瓶詰めの際の2回が一般的ですが、熱処理を行わない生酒1回のみの生貯蔵酒もあります。
■純米大吟醸酒
使用原料:米・米こうじ
精米歩合:50%以下
特徴:醸造造りの固有の香味、色沢が特に良好
■純米吟醸酒
使用原料:米・米こうじ
精米歩合:60%以下
特徴:醸造造りの固有の香味、色沢が良好
■大吟醸酒
使用原料:米・米こうじ・醸造アルコール
精米歩合:50%以下
特徴:醸造造りの固有の香味、色沢が特に良好
■吟醸酒
使用原料:米・米こうじ・醸造アルコール
精米歩合:60%以下
特徴:醸造造りの固有の香味、色沢が良好
■特別純米酒
使用原料:米・米こうじ
精米歩合:60%以下
特徴:香味、色沢が特に良好
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